Q&A
- Q1.ティーチング・アシスタントって何ですか?
- A.授業担当教員の指示のもと、講義・演習・実験の補助をしたり、教材準備などを行なう教育補助職員です。
- Q2.ティーチング・アシスタントの目的は何ですか?
- A.東北大学大学院に在学する学生に対し、全学教育科目の教育補助業務を行わせ、大学教育の充実及び指導者としてのトレーニングの機会を提供することが目的です。
- Q3.ティーチング・アシスタントは誰がなるのですか?
- A.ティーチング・アシスタントは、東北大学大学院教育情報学教育部博士前期課程、または後期課程に在籍する学生で、自分の履修している授業時間に影響しない範囲での活動が可能な人のうちから授業担当教員が推薦し、教務委員会が選考します。
また、東北大学ティーチング・アシスタント実施要綱では、(1)授業内容について十分な知識と技術を有する者、(2)将来指導者として期待できる者、(3)日本語の能力が十分である者と定められています。
- Q4.ティーチング・アシスタントの役割はどのようなものですか?
- A.ティーチング・アシスタントの主な役割は、学生と授業の中で接することで学生の授業理解を促進したり、教員の授業準備・整理などを支援することです。
- Q5.ティーチング・アシスタントの勤務時間はどれくらいですか?
- A.ティーチング・アシスタントの勤務時間は月40時間(週10時間程度)以内 で、研究や勉学に支障のないように授業担当教員等と相談して決められます。
- Q6.授業の前にはどのような準備が必要になりますか?
- A.一般的な講義や演習の場合、配布資料や教材の作成が必要となります.授業担当教員の指示のもと、作成の補助を行なってください.実験・実習の場合は、必要な機材の把握や準備、使用方法の習得を徹底するよう心がけてください。
また、教室内の音響・映像機器も必要に応じて準備しておきましょう。
- Q7.授業時間中はどのような教育補助をすればよいのですか?
- A.授業の形態にもよりますが、実験・実習の補助や、学生への助言、グループワーク等の補助などがあげられます.また、授業の中で出席やアンケートをとったり、教員と学生とのインタラクティブシートを作成することがあります。
プレゼンテーション機器などの情報機材の操作補助や、授業のVTR撮影など、機器の操作も想定されますので、操作方法を十分に身につけておいてください。
- Q8.授業の後にはどのような仕事がありますか?
- A.学期中のレポートや小テスト、授業の感想、コミュニケーションペーパーなどの整理があげられます。また、質問に対する回答の作成補助、自習への助言などが考えられます。
演習や実験の場合、授業時間終了後も学生が課題に取り組んでいる場合がありますので、その対応について授業担当教員にあらかじめ確認しておいてください。
- Q9.ティーチング・アシスタントが担当できない業務には何がありますか?
- A.定期試験やレポート試験はティーチング・アシスタントが関与することはできません。日常評価に関わる小テストや小レポートは、授業担当教員のチェックと責任のもと、ティーチング・アシスタントがその一部を担当することができます。
ただし、最終的な成績の点数化や評価、成績の管理にはティーチング・アシスタントは関与できません。
- Q10.ティーチング・アシスタントとして活動する際、気を付けることはありますか?
- A.第1にティーチング・アシスタントは学生であることに留意しましょう。大学院生の本分は学業・研究ですから、それをおろそかにしてティーチング・アシスタントの活動をするのは控えましょう。
第2に教育者としての立場も持っていることを自覚しましょう。授業を受ける学生にとって良い見本となるように、知識の面でも、コミュニケーションの面でも自分の能力を磨くようにしてください。
- Q11.留学生への対応について気を付けることはありますか?
- A.留学生とは文化、ことばの違いから、教員との間に理解の隔たりが生じる恐れがあり、ティーチング・アシスタントにはその理解のズレを埋めてもらえることを期待しています。